まほろ市の殺人 秋―闇雲A子と憂鬱刑事 麻耶雄嵩(323)

まほろ市の殺人 秋―闇雲A子と憂鬱刑事 (祥伝社文庫)

まほろ市の殺人 秋―闇雲A子と憂鬱刑事 (祥伝社文庫)

 耳を燃やして「耿」をあらわしたり死体と小物で漢字をつくったり、憂が死んだら優しくなるとオチをつけてみたりと、一歩まちがえば戯れ言にすぎなくなるのを、真幌市というやや現実離れした町を舞台にすることでなんとかバランスをとってる気がします。