GOTH―リストカット事件 乙一(307)

GOTH―リストカット事件

GOTH―リストカット事件

GOTHICの略だが建築様式とはあまり関係がないそれは文化でありファッションでありスタイルだ人間を処刑する道具や拷問の方法を知りたがり殺人者の心を覗きこむもの人間の暗黒部分に惹かれるものたちが. GOTHと呼ばれる僕と クラスメートの森野夜がそうだ

1 殺人鬼の書いた手帳を拾い、殺人鬼にまんまと捕まるヒロイン。主人公が犯人に気づいたのは、「おそらくインクが水溶性で、当日は雨だったから、夕立の中に手帳を落としたと予想して、安心したから」
2 テスト問題用紙ゲットのために、理科室のゴミ箱を入れ替えた。人形の手を拾い、犯人の家から手を根こそぎ盗んだ。犯人はゴミ箱の入れ替えを知らずに、ヒロインを襲う。主人公はヒロインを犯人に襲わせて、その手を得ようとしていた。 
3 叙述。子犬を盗んで殺していたのは、犬ではなくて少女。それは殺人の練習。
4 ヒロインは双子だった。自殺ごっこで死んだのは夜の方だった。夕はそれ以来、ずっと夜のふりをして生きてきた。
5 ヒロインを捕まえて埋めた犯人。しかしそれは思い込み。埋めたのは別の少女。ヒロインの生徒手帳を拾って届けようとしていた少女を埋めてしまった。そのせいで主人公にもバレた。またも叙述。
6 殺人鬼になったのは主人公のような気がしていたが、そんなことはなかった。樹くんこそが主人公だった。