殺戮にいたる病 我孫子武丸(166)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

 完全に叙述トリック。実は父親が犯人なのだが、息子がやっているかのように誤認させているというわけ。母親が息子の心配ばかりしているのだが、結局には息子も殺害されてしまう。父親は母親(婆さん)が昔から好きだった。老けた大学生だから院生ですね、なんてそんな。