暗いところで待ち合わせ 乙一(154)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

 目の見えない女の家に殺人容疑者が隠れ住むことで奇妙な同居生活が始まるというもの。女が食料を与えたり、男が目の見えないことによる危機を救ったりすることで、次第に打ち解けあっていく。結局、殺人容疑者は容疑者なだけで犯人ではない。犯人は被害者の恋人らしき女。二人の精神的な劣等感も解消され、ハッピーなエンド。