コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第一話

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 [DVD]

　ストーリーや基礎設定自体は粗が多く子供騙しでさえあるのだが、演出と構成において、エンターテイメントとして（人を興奮させる作品として）圧倒的に優れているのだ。
　まるでアメリカ大統領の演説のように分かりやすく、誰の心にもすっと入ってくるような台詞が多い。

「そう、間違っていたのは俺じゃない！
　世界の方だ！」

　みたいな、思春期の子供の一部の琴線に深く触れるような台詞だ。
　また、キャラクターの関係性に緊張感があり、描き方が複眼的になるため、キャラ立てが非常に上手いのだ。
　ルルーシュは敗戦後、記憶を消されてまるで家畜のように何の疑問も感心も持たない学園生活を送っていた。そこにＣＣが再び現れて、ルルーシュは記憶を取り戻す。というのが第一話の内容。
　やはり、物語は見せ方が重要と言うことか。クランプの例もあることだし。